【1】概要
抗癌剤治療は主に消化器の癌を対象とし、年間新規患者数は約100人でほぼ全例外来治療で実施しています。
緩和治療は癌種にかかわらず依頼があれば実施し、年間新規患者数は約80人です。


【2】がん治療
(標準的な治療をおこないます)
抗癌剤治療を実施するに当たっては実施可能かどうかを判断する規準を設けています。院内カンファレンスで検討し、その結果患者様本人・ご家族と話し合いをして治療を決めます。体力があり(日中の半分以上は起きて活動していること)、内臓機能が保たれて(特に腎臓・肝臓機能に問題がない)いる方は基本的に治療可能です。

●胃癌の新規患者数は年間30人程度です。抗癌剤治療のレジメンは以下の通りです。
切除不能胃癌に対して:S-1+CDDP、CPT-11、PTX、DTX、MTX+5FU、臨床試験治療
術前化学療法として:S-1+CDDP、臨床試験治療
術後補助療法として:TS-1、UFT、臨床試験治療

●大腸癌の新規患者数は年間30人程度です。抗癌剤治療レジメンは以下の通りです。
切除不能大腸癌に対して:FOLFIRI、mFOLFOX6、AVA、CPT-11、S-1、Pmab、Cmab
術後補助療法として:UFT/LV、5FU/lLV、FOLFOX、Cape

●食道癌の新規患者数は年間10名です。治療方法は以下の通りです。
切除不能食道癌に対して:5FU持続+CDDP、5FU持続+254s、DTX
治療適応な方には:放射線化学療法:CDDP+5FU+放射線



【3】緩和治療
緩和治療の治療方法は多岐にわたりますので一部をご紹介します。
 切除不能がんの診療を行う以上、抗癌剤治療を受けられている患者様が治療と並行して緩和治療を受けられることがほとんどです。当院ではホスピスではありませんが全人的ケアを提供しており、各種症状に対して治療します。また、緩和ケアチーム(2006年8月に発足)により、各職種が専門性を生かした治療をおこなっています。
●疼痛緩和:WHOがん疼痛治療ガイドラインに則りオピオイドも積極的に使用していますので、オピオイドの副作用対策にも慣れています。
●症状緩和:骨転移や腹膜転移、呼吸困難など癌終末期に特有で症状の緩和が難しい病状にも対応しています。院内の放射線治療設備、専門的な薬物治療を積極的に実施していますし、輸液治療は緩和治療学会のガイドラインに基づいて実施しています。終末期で治療に反応しない著明な全身倦怠感に対しては関係者全員との慎重な相談のうえ、鎮静による安静をはかる事もあります。
●延命治療:がん終末期に対する治療方針は患者様の症状がなるべく少なくなる事としています。延命だけを目的に治療をおこなうことは基本的にありません。
●緩和ケアチームの基本方針はリンク先をご参照ください。

緩和ケアチームのページ



吉岡 亮 よしおか あきら

役職:部長
専門:消化管癌化学療法、一般内科
資格:日本内科学会認定内科医
自己紹介:H6 京都大学卒業。京大老年科入局。大学院では血小板の研究をし、H14年に半年間国立がんセンターで研修致しました。京都市出身。

 

平本 秀二 ひらもと しゅうじ

役職:医師
専門:消化器内科、腫瘍内科
資格:日本内科学会認定内科医
   :日本内科学会総合内科専門医
   :日本内科学会施設指導医
   :日本消化器病学会消化器病専門医
   :日本肝臓学会肝臓専門医
   他日本消化器内視鏡学会、日本臨床腫瘍学会、
   欧州臨床腫瘍学会(ESMO)所属
自己紹介:広島出身、平成15年大阪市立大学卒。腫瘍内科(癌薬物療法)、緩和医療を中心に取り組んでいます。

 

溝田 綾子 みぞた あやこ

役職:医師
専門:消化器癌化学療法、緩和ケア
資格:日本内科学会認定医
自己紹介:H19年卒、京大消化器内科入局。H22年は愛知県がんセンター薬物療法部で研修。趣味はダイビング、カメラ、旅行など。親しみやすく何でも相談できる医師を目指しています。

 

Copyright 2007 MITSUBISHI KYOTO HOSPITAL All rights reserved.

一般内科